Q&A

Q.先日、試用期間3か月として雇用した従業員がいるのですが、適性の判断が困難な事情が出てきました。この場合、試用期間の延長はできますか?

[労働問題]

A.
 試用期間の延長は、本採用の機会が与えられるという意味では労働者にとっては有利ですが、地位が不安定な状態が長く続いてしまうことは労働者に不利益です。
 そのため、試用期間の延長はあくまで例外であり、使用者からの一方的な試用期間の延長は認められず、①就業規則上に試用期間延長の定めがあること、②延長をすることに客観的合理的な理由がある場合に限定されると考えられます。

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