コラム

2018年04月04日

離婚を検討する際に見落としがちなこと③
離婚を検討する際に見落としがちなことを、もう少しお話しさせていただきます。
 2 離婚後の生活をどうするか
 離婚が成立した後の生活設計について見落とされる方もいらっしゃいます。
 
 「離婚をしたい」、という気持ちが優先するからではないかと思いますが、検討しておかないと、こんなはずではなかったということになりかねません。
 夫婦共働きの場合、離婚をすれば確実に世帯収入は下がります。 
 扶養の範囲内で仕事をしていた人は、離婚後、自分だけの収入で生活が出来ない可能性もあります。収入の減少により、離婚後に住むマンションなどが借りられなかったりすることもあります。
 また、子どもがいて親権者になった場合、原則として元配偶者に養育費を請求することができますが、その金額などをきちんと決めておかないと、離婚後にトラブルになることがあります(例えば、金額を減らされたり、支払われなかったりということもあります)。
 逆に養育費を支払う側からすれば、住宅ローンなどの負債の返済や、自分の生活費について考えた上で養育費を決めておかないと、離婚後の生活が圧迫されてしまうこともあります。  
  
 このように、離婚後の生活設計をしておかないと、離婚後に問題が生じてしまいます。
 
 離婚そのものに目を奪われがちですが、離婚後にトラブルが生じないようにするためにも、しっかりと検討しておくことが大切です。
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