相続・後見に関する解決事例 : 遺言作成・任意後見契約を締結した事例
相談者にはお子さんがいないところ、自分が亡くなった場合にきょうだいに相続をさせることは希望していないことから、当事務所にご相談をされました。
上記希望を踏まえた公正証書遺言を作成すると共に、配偶者と任意後見契約を締結することで、ご自身の判断能力が無くなった場合など万が一の事態への備えをすることができました。
<解決のポイント>
お子さんがおらず、兄弟姉妹はいるというご夫婦の場合、遺言がないと亡くなった方の兄弟姉妹と遺産分割協議をする必要が生じます。
ところが、その時点で協議ができないような事態が生じてしまうこともあります。例えば、その兄弟姉妹も高齢や病気などが原因で、話し合いすらできないといった事態です。
そのような事態は遺言書を作成することで、防ぐことができます。
また、判断能力が無くなってしまった場合に備え、任意後見契約を締結しておくことで、ご自身が希望する人に自分の財産を管理してもらうということもできます。
このように、ご本人が元気で、判断能力があるうちは、色々な対策を取ることができます。
トラブルを未然に防止するためにも、まずは弁護士にご相談いただくことが大切です。