後見関係の解決事例:複数の親族の財産を管理していた方について、任意後見契約などを利用し、今後に備えることが出来た事例
ご本人の姪が、ご親族の信頼関係に基づいて財産を管理していましたが、今後、金融機関や介護施設との関係で不安を感じ、当事務所に依頼をされました。
財産管理を依頼しているご親族が3名いたので、それぞれの方に診断を受けてもらった結果、任意後見制度を利用できる方と利用できない方が分かれました。そのため、任意後見制度が利用できる方については公正証書を作成し、利用できない方については、家庭裁判所の審判に基づいて成年後見人を選任してもらいました。
<解決のポイント>
ご親族が信頼関係に基づいて財産を管理しているケースは、多く見受けられます。
ただ、ご本人が病気などで判断能力を失ってしまった場合、金融機関や介護施設との関係で、そのような管理形態が維持できなくなる可能性もあります。
そのことをご理解いただき、早い段階から対応したことで、今後に備えることが出来ました。